【部分入れ歯のお手入れ】オゾンバスターで作ったオゾン水で部分入れ歯を滅菌してみた
どうも、部分入れ歯の巨匠です。
お恥ずかしながら私は「部分入れ歯」を利用しています。

私の部分入れ歯
人様に自分の部分入れ歯を見せてしまうなんて…恐縮です(_ _;)
いつもなら、部分入れ歯を利用している多くの方がそうしているであろう方法、ポリデントやパーシャルデントを使用して部分入れ歯の除菌を行っています。
しかし、なんと私としたことが愛用していたポリデント(部分入れ歯用NEO)を切らしてしまったのですorz
Amazonで購入するか、近くのドラッグストアに走れば解決する話しですが、どうするか悩んでいたところ、うちのゆず先輩がこう言ったような気がしたのです。

なるほど!!
さすが、ゆず先輩!!
ということで、今回は、歯科医院やその他医療機関でも器具の滅菌処理に利用されているオゾン水を使って、部分入れ歯を洗浄してみました。
オゾン水を利用して部分入れ歯の滅菌をしようと考えた理由
まず、日頃使っていたポリデントを切らしていたということもありますが、その後、私がオゾン水を利用して部分入れ歯の滅菌をしようと考えたのは、歯科医院や医療機関が器具の滅菌処理にオゾン水を利用しているからです。
ポリデントやパーシャルデントを販売しているページを確認していただけるとお分かりかと思いますが、「除菌」という言葉が使われています。
一方、歯科医院や医療機関では「オゾン水で器具の滅菌処理を行う」など、除菌ではなく「滅菌」という言葉が使われています。
「除菌」と「滅菌」の違いをご存知でしょうか?
簡単にいうと、「除菌」は、「菌を減らすこと」と定義され、「滅菌」は「菌を1つ残らず死滅させること」と定義されます。
「除菌」という言葉がよく使われるのは、使いやすいからで大抵の場合、何を言ってもお咎めがありません。何故なら、除菌とは、菌を少しでも減らせば除菌といえるからです。菌を5%減らしても80%減らしても「除菌」であることに変わりはありません。
しかし、「滅菌」はワケが違います。1つ残らず菌を死滅させ、初めて滅菌と呼べるのです。
似ている言葉で他にも、「消毒」や「静菌」などがあります。結局、強さ的にはどうなの?という点について簡単に説明しますと次のとおりになります。
滅菌>消毒(殺菌含む)>除菌>静菌(抗菌含む)
つまり、滅菌が最強だということです。
- 歯科医院や医療機関の器具の滅菌処理にオゾン水が利用されている
- 滅菌は菌を倒す方法でもっとも強い処理
- ニオイの原因は菌であり、菌がいなくなればニオイもなくなる
- オゾン水の方が安全である(オゾンは酸素に戻って完全無害化される)
- ランニングコストが削減でき、ゴミも減る
この5点が理由で、私は自分の部分入れ歯をオゾン水で滅菌処理することにしました。
ポリデントやパーシャルデントの成分
次に、ポリデントとパーシャルデントの成分を確認してみましょう。
まずは、ポリデントの成分はこちら。
液性 | 弱アルカリ性 |
---|---|
成分 | 重炭酸ナトリウム・クエン酸(発泡剤)、過ホウ酸ナトリウム・過硫酸カリウム(漂白剤)、メタリン酸ナトリウム・メタケイ酸ナトリウム・ピロリン酸カリウム(歯石防止剤)、炭酸ナトリウム(安定化剤)、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)(漂白活性化剤)、ラウリル硫酸酢酸ナトリウム(界面活性剤)、安息香酸ナトリウム(滑沢剤)、香料、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(結合剤)、酵素、亜硝酸ナトリウム(防錆剤)、ポリジメチルシロキサン(皮膜形成剤)、青色1号アルミニウムレーキ・青色2号(色素) |
次に、こちらはパーシャルデントの成分です。

液性 | 弱アルカリ性~中性 |
---|---|
成分 | 発泡剤(炭酸塩、有機酸)、酸素系漂白剤(過硫酸塩、過ホウ酸塩)、賦形剤、歯石防止剤、界面活性剤(アルファオレフィンスルホン酸塩)、漂白活性化剤(TAED)、酵素、香料、消臭剤(DEOATAK)、防錆剤、色素 |
いろいろ使われています。パーシャルデントよりポリデントの方が何やらたくさん使われているようです。少なからず、長期間に渡り粘膜摂取することを考えれば、酸素に戻って無害化されるオゾン水に置き換えることができたらそちらの方が良さそうです。
オゾン水で部分入れ歯の滅菌処理スタート!
早速、オゾン水を作っていきます。

ボウルを用意

水道水を入れ、オゾンバスターを着水させます。
今回は、小さな部分入れ歯を滅菌するだけなので、本当はもっと少ない水量で構わないのですが、オゾン水生成時に、オゾンバスターの本体が水から出てしまわないように注意して下さい。お使いの際は、本体が水の中にすべて入っている状態で電源を入れ、オゾン水を生成しましょう。(水量は少なければ少ないほど速く高濃度にはなりますが、その点注意です)

1〜2リットル程度なら5分もあれば十分です。
あっ、そうそう。念のため水温も計測しておきます。

このときの水温は27.7℃でした。
水温は、「27.7℃」です。
水道水の水温は時期や地域によっても異なりますが、おおよそ15〜30℃程度のはずなので、気にしなくて大丈夫です。今回、水温を計測したのは、より参考になる記事として数値がとれるものは残しておきたいという思いからであり、通常はわざわざ水温を計測する必要はありません。
(参考記事)
オゾン水生成時の水量・水質・時間・濃度

オゾン水生成中

あと3分19秒!

5分が経過しました。
オゾンバスターの電源を入れ、オゾン水生成を開始してから5分が経過しましたので、電源を切ります。
濃度を計測してみましょう。

オゾン水のオゾン濃度を計測

おっ!4ppm!
3ppm程度かなと思っていたら4ppmまでいきましたね。「超高濃度」のオゾン水が生成できました。さすがはオゾン水生成に特化したオゾンバスターです。この濃度だといかなる菌もたまったものではないでしょう。

部分入れ歯をオゾン水に入れ、滅菌します。
本来、部分入れ歯をオゾン水に浸ける時間は1分もあれば十分ですが、念のため3分程度浸けて、部分入れ歯の滅菌処理は完了です。(画像のタイマーに表示されている時間は関係ありません。すみません)
せっかくですから、部分入れ歯を入れておくケースもオゾン水で滅菌しておきましょう。

ついでにケースも滅菌処理
残ったオゾン水をシンクに流せばシンクや排水口の菌もやっつけられます。こうすると、ニオイが極端に気にならなくなります。理由は、菌が死ぬからなんですね。

ついでにシンクの菌もやっつけます。
今回は、あると思っていたポリデントがなかったことが原因で、イレギュラーな感じの体験になりましたが、実際にやってみたら、「今まで何故これを思いつかなかったのだろう…」と。。
オゾン水で滅菌処理した部分入れ歯のニオイを嗅いだりしてみましたが、まったくの無臭だったので、まさに菌が死滅したものと思われます。
私のように、部分入れ歯を利用している人には分かっていただけると思いますが、部分入れ歯は超清潔に保ちたいですよね。
ポリデントやパーシャルデントがなくても、オゾンバスターと水道水さえあれば、薬品を使用せずに安全に滅菌(除菌よりすごい)が簡単にできるのでおすすめです♪
【オゾン水の安全性について】
オゾン水は歯科医院やその他医療機関で器具の滅菌処理として利用されていることに加え、オゾンは菌をやっつけると酸素に戻って(分解)完全無害化するため、食品添加物として認められているほど安全性が高いのでご安心下さい。
【ポリデントについての蛇足】
過去に、「買ってはいけない」という、いわゆるトンデモ科学的な内容が書かれた書籍が話題になったことがあります。その本の大部分の内容はトンデモ科学的な内容だったのですが、有名な方が「あれはトンデモ科学、書かれている内容はメチャクチャ。唯一信憑性があったのはポリデントくらい」と発言したことがメディアで紹介されたことを覚えています。
そう言われた理由は、「(当時の)ポリデントに成分表記がなされていなかった」という点と、「ポリデントの使用者に味覚障害が生じた際、医師がポリデントが原因ではないかと指摘した」という点です。現在はこの記事で紹介したとおり、成分表記はされていますし、味覚障害の原因がポリデントにあるなど(私を含め)思っている人は少ないでしょう。
それと、今回ポリデントのことを調べていて分かったことがあります。部分入れ歯用ポリデントには、「ポリデント」と「ポリデントNEO」があります。成分をみても同じなんです。両者は、何が違うのか気になりメーカーに問い合わせて確認したところ、「NEOは香りつき。ただそれだけの違いです」だそうです。
「パッケージを比較すると、NEOの方が洗浄力ありそうな印象を受けますが?」
「洗浄力は変わりません。香りがあるかないかだけの違いになります」
香りだけ…orz
今回は、歯科医院が器具の滅菌処理にも使用しているオゾン水を使っての部分入れ歯滅菌処理をお届けしました〜。
うちでは、ほぼ毎日オゾン水を生成しているので、今後は是非この方法を活用していきたいと思います。
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